背中がテテテ

 

ソファに座ってスマホを見ていたら、うちのこが、ソファの足元をテテテと歩いてくる背中が見えました。

一瞬、時間が遡りました。

普通に居る感覚、いつも通りの日常を身体が感じました。

直視してみたら、いなくて。

ああ。現実だ。

側に夫の手があって、夫の手を見間違えたのかな。「夫くんの手じゃん!うちのこが歩いてると思ったー!もう!」って言ったあと、感情が溢れてしまって。

涙止まらず、わんわん泣いてしまった。

今が現実だなんていやだ。なんでなんで。一緒にいるはずだった。一緒にいたい。会いたい。いいこいいこしたい。大好き。

本当は、本当に、そこを歩いていたのかもしれない。

ちょっとだけ、姿を見せてくれたのかもしれないよね。

大好きだよ。