うちのこのことを考えては涙が流れます。いろんな想いがあります。
うちのこのおかげ。わたしのせい。幸せな日々。うちのこの気持ち。
毎日毎日会いたくて。おやすみを言うたびに、また明日ね、と。
毎晩、幸せだね、大好きだよ、と抱きしめて。毎朝、おはよう、今日も可愛いね、と。
そんな日々が今も続いていて欲しかった。
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なんであの日、先生は、悩んで迷って、一度退院してみてもいいって言ったのか。
また毎日一緒にいられる日々が帰って来ると思ったのに。
抱っこしていたのに。いたのに。
その2日後には、抱っこもできなくなってた。
退院した時の家での過ごし方は、いつも通りと言われて、特別注意することも言われなかったのに。
かかりつけの病院に引き継ぐ準備をしましょうって言われたのに。
その2日後には、少しも揺らしてはいけないと言われてた。
なんで。
少しでも、1年でも、数ヶ月でも、また一緒に過ごせるようになると思ったのに。
なんであの日、と、何度も考える。
何度考えてもわからないけど。
あの時、大事をとって、家の準備をしてから、退院は明日に、と言っていたら。
様子が心配だから、点滴に戻して欲しいって希望していたら。
腕の中で一晩暖めて様子を見ていたら。
ふたつの選択肢を、自分は間違え続けてしまってたのかもしれない。どうして自分は。
しょうもないことで口論した。
どうしてもイライラがおさまらなくて、「出かけるわ。」と、家を出た。
私がこんなふうに突発的に家を出ることなんて、今まで一度もなかった。
うちのこ置いて飛び出すなんてありえないもん。
出たものの、行くところなんてない。
パチ屋にでも行ってスッキリしてやろうかとも考えたけどそんな気分じゃない。
しばらく座り込んだ。
そのうちに、涙がこぼれてきて。
姉に会ってわんわん泣きたい気分。小さい子にぎゅーってしてもらいたい気分。
でも。電車で我慢してられる自信ないや。
うちのこに会いたくなった。
うちのことお外に出る時にまず通る道。うちのこと寄り道休憩する芝生に行った。
いつものようにしゃがんで、たたずむ。
ここにいるみたい。ねえ一緒に居てくれてる?
暑いけど、涼しい風がふいてる。
ねえうちのこちゃん、お外に出るのに丁度良い気候になってきたかもよ。
一緒にここでこうしている時間、今もあるはずだったのになあ。
日向ぼっこしてるうちのこの姿を思い浮かべていたら、少し落ち着いた。
うちのこと私の場所が、このまま2人の場所であり続けたい。塗り変わってしまいたくない。変わらないでいたいな。
うちのこと歩いたとこ歩こう。
うちのこにまかせるとどんどん遠くまで歩いてく。どこまでも、どこまでも。
このままどこまでも、歩いていったら、うちのこに会えないかなあ。
ぎゅーってしてほしい。
歩いて、うちのこと行ったお店にたどり着いた。ペットショップ。ね、覚えてる?懐かしいね。子供の頃によく来てたね。
お店をウロウロしながら、ああ、あの頃この商品があったらうちのこに、って考える。
そのうちに、ネムに必要なもの買って帰ろう、と考えてる。
そのあと、うちのこに着せたかった服買ってみたり、うちのこの大好きなアイスクリーム柄のエプロン買ってみたり。
お店にいたら、いろんなものが目に入って、イライラも落ち着いてきた。私は、結局考えるのは犬のこと。
でもね。
なんか、近頃イライラしやすいの。
今日だって、そのうち帰ってくるんだろう、としか思ってないだろう夫。ひとつもなんにも連絡をしてこない夫。気分転換しにいった、くらいにしか思ってないのかもな。
こんな時、何考えてるのかさっぱりわからない。
「うちには犬が必要だったんだなあ」って言ってた夫。
私は犬が大好きよ。うちのこに私の全てを注いでた。私にうちのこは必要でしかない。
だから私は、うちのこがいたらいいんだ。
まだね、そこにいるの。
状況が変わって、気持ちに余裕がないんだな。きっと、だからイライラしちゃうんだ。
私の世界が変わらなければ、こんなふうにイライラすることも、しょうもないケンカすることも、なかったかもなあ。
家に帰っても普通にできる気がしない。何のアクションもないし。
私の抑えられないイライラは落ち着いたけど、モヤモヤは残るだろう。
でももうずーっとおなかがすいてるし、帰ろうかな。
うちのこ、ペット保険に入っていました。
かかりつけの病院は、受付で保険証を出せばその場で保険適用にしてくれていたので、日頃特別な手続きは必要なかった。
救急の病院に転院したら、そっちは自分で請求しなくちゃいけなくて。
見るのも書くのもツラくて。なかなか出せていなかった。何ヶ月も経ってしまってから、やっとのことで保険請求した。
それの、手続き完了(振り込み完了)のお手紙が今日届いた。
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また。
ペットありかなしか選ぶやつ。
どうしても、どうしても、なしって選べない。
手が止まる。
普通の日常を送っているのに、私の心の現実に引き戻される。
考えても、考えても、「ペットなし」を選べない。
もう、これからは、、遠慮なく、ペットいるって選択させてもらうことにする。