うちのこの葬儀の日は、早めに家を出て、思い出の場所をまわってから、葬儀場に向かいました。
一緒に散歩していた道、家族をお迎えに行った駅、よく歩いたところ、行きつけの動物病院、以前住んでいた家。
葬儀には実家の家族も来てくれました。
お別れのお部屋で、真っ白なゆりかごに、好きなおやつやごはんをたくさん並べて、きれいなお花で囲んであげて、お気に入りのおもちゃ、大好きな家族の写真、リード、あんよのシール、思い出を詰め込みました。
かわいくてかわいくて愛してやまないうちのこ。とてもきれいでした。
火葬が始まると、外は雨が降っていました。
私の、うちのこの、気持ちを表しているようだ。
次の日からは、毎日曇り。
そして、初七日の27日(水)、この日は朝から久しぶりに晴れました。初七日は、流れの激しいところか緩やかなところか、どんな川を渡るのかが決まる日だそうです。
うちのこ、とっても頑張ったもの、とってもいいこだったし、可愛かったもの。賢かったもの。もうすぐ日本語しゃべるんじゃないかってくらい、おしゃべりできたもの。
きっと、流れの緩やかな、浅い、小川を渡るんだ。
でもお水が苦手だから大丈夫かなって言っていたら、姉が「きっとお父さんが迎えにきてて一緒に渡ってくれるよ」って。
そっか。先にお空にいる私のぱぱに抱っこされて、安心して渡れるといいな。