役目を終えますかと温湿度計が問うなんて

 

2024年3月24日(日)は、うちのこの葬儀の日でした。

いなくなっちゃった、助けたかった、まだ一緒にいるはずだった、生きていたかったよね、と、うちのこへの想いが巡るばかり。ただひたすらに。

翌日はなにもする気はなく、うちのこの遺骨と写真をみつめては時間が過ぎていく。

話しかけたり、涙がこぼれたり。

入院中の、「がんばれ、がんばれ、」って、もうとっても頑張っているのに、まだ頑張れと言われなきゃいけないツラさからは解放されたのだろうと、思ってみたり。

そんな葬儀の翌日の午後、スマホにお知らせの通知がありました。

スイッチボット の温湿度計の通知。

「電池残量が少なくなり、早めに電池を交換してください。」と。

うちのこのために設置した温湿度計

湿度が高いと体調を崩しやすくなると教えてくれたもの。

毎日、何度も確認しては、エアコンつけよっか、エアコン消そうか、除湿にしようか、寒くなってきたね、ちょっと暑いねって。

退院して帰ってきたら、お部屋は暖かくしておこうと。亡くなって安置している時は、暖房つけずに寒くしておこうと。うちのこのために、どんなときも、室温を気にしてた。

それが、葬儀の次の日に、電池がなくなりますとお知らせしてきた。

まるで、役目を終えますと言っているように。

 

こんなタイミングって、そんなことあるの?たまたまにしたって、、じゃない。

 

もうひとつ、1番近くの徒歩20秒くらいの小さなスーパーが、いつのまにか閉店していました。張り紙を見てみると、うちのこが息を引き取った2024年3月21日に閉店してた

「すぐ帰ってくるからね、すぐだから」と、よく利用していた。トイレに行くふりして、ササッと行ってた。

うちのこのおやつに、ささみやじゃがいもやりんごや柿をよく買ってた。

いつもおりこうに待っていられたよね。

 

こんなタイミングで、電池がなくなったり、すぐそこのお店が閉店したり。

役目を終えましたと、言われているよう。

うちのこがいなくなったことを、再確認させられているよう。