寝てた。寝てると思ってた。

 

今朝は8時に、はっと目覚めた。

あっ腕まくら、と、いつものようにうちのこ確認する習慣がでる。

ああ、腕まくらの形してなかった。ああ、私そのうち、腕まくらしなくなっちゃうのかな。

 

この数日、連日夜遅くまで起きていて、朝はゆっくり寝てる。連休の予定も何もなく、夫もめずらしく遅く寝てゆっくり起き。昨日もふたりとも遅くになってからやっと寝た。

普段は二度寝するのが当たり前なのに、今日はなぜだか頭がすっきりと起きたかんじ。

目が覚めたと同時に、いや目が覚める前からかも、頭の中にCircleの歌が大きな音で流れている。

あ、なにか夢を見ていた気がする。

なにも覚えてないけど、うちのこの夢だったんじゃないかな。

なんだかいつもの左側に温もりがあった気がする。

うちのこちゃん、側でいつものように、一緒に寝ていたのか。

いつも隣で安心して寝てるもんね。

 

いろいろ思い返してみる。毎日、今日もリラックスしてると思ってた。力抜いて寝てると。

病院に行った時、体調崩してるとわかった時も、「でもいつも通りリラックスして寝てた」と先生に話していた。先生は「体調悪い時も、ダラっと脱力して寝ることがあるよ」と言ったけど、うーんいつも通りの感じなんだけどなって思ってた。

いま1月2月の様子を思い返して、ああ、いつからか、ひなたぼっこのときも、そうだったのかも、と思えてきた。

ベッドのへりに首がもたれかかってた。

いつもの体制といえばいつもの体制。日向ぼっこして、「あー気持ちいいー」ってなっている時も、首がもたれかかって伸びてたから。

そういう時はだいたい、陽が当たりすぎるくらい当たってて「ねえちょっと暑いんじゃない?お水飲んだら?」って声かけたくなってたな。気持ちいいんだもんって口開けてたな。

1月2月は陽当たりはそんなでもなくて、口も閉じていたかも。暑すぎない?っていう感じでもなくて、寝てると思っていて、びっくりさせないようにとそっとしていたな。

おやつはもらいにきてたし、トイレもしていたし、うんちもいいのが出てたし、ごはんの時もいつも通りそばに来ていた。

だからひなたぼっこを堪能してるんだと思ってた。

あれは、体調悪い寝方だったのか。

 

変化がちょっとずつだったんだ。2ヶ月くらいかけて少しずつ変化していたのかも。それ以前からかもしれない。

甘えんぼが増したり、散歩の時にアスファルトは足の裏が痛くなってきたり、老化現象がでてきたんだと思ってた。それに順応しちゃってた。

寝るのが増えたことも、そういうことだと思ってたんだ。

順応しちゃいけなかったんだ。

老化という言葉は本当によくないよね。

私、変化にちゃんと気づいていたよ。気づいていたのに、ちゃんとしてあげられてなかった。気づいていたのに、わかってあげられてなかった。