先生とお話ししました

 

うちのこのことはお知らせされていたようで、スムーズに受付できました。

何を話そうって、決めてきたわけではなくて、来たものの、何から話せばいいんだろ、お礼は言いたいし、報告も。どこまで伝わっているんだろ。

診察室に入り、先生の顔を見たら、もう涙が。

なにから話したのか覚えてません。

先生は、救急病院からの報告を見て、びっくりしたと。犬ではなかなかみない病状で、うちの病院の人たちもみんな初めてと言ってたって。外で飼っているわんこでも、ならないような病気だって。

なんでなんだろうって、先生も言っていました。

救急病院でも同じようなこと言ってたけど、渡辺先生から聞いたのが、なんだか妙にスッと、そうなのか、って思えた感じがした。

 

手術が4時間だったこと、術後1週間で一般病棟に移ったこと、ワンワン鳴いたり、自分でしゃがんでおしっこしたり、うんちをしてワンと看護師さんにお知らせしたこと、一度退院して家に帰ったこと、また再入院したけれど点滴の量の調整をしたら再退院する方向だったこと、急変して心拍が止まったこと、蘇生2分で息を吹き返したこと、血糖値が維持できなくなって家に連れて帰ったこと、家族が来てくれてみんなになでてもらったこと。

ひと通り話しました。

救急病院からの報告に細かい内容まではないようで、先生は話が聞けて良かったと言ってくれました。

 

たくさん思い出して考えていた、病院に行く前の1月と2月の様子も話した。

なんでだろ、なんで気づかなかったんだろ。体調崩すかな?って気にして見てた。その都度、崩さなかったね、って思ってた。

ペットドッグも優秀だったのに。

結果を聞きに行ったのは年末だったのに。

先生は、細菌感染はいつからかわからないけど、体内で影響出ていても、炎症の数値やなんかにすぐ現れてこないこともあるって。そうなると、詳しい検査にすすめることもないから、早くに病院で見ていたとしてもわからなかったかもって。

どうしたらよかったのか。本当に何度も何度も考える。体調くずさなくても、崩すかな?と思ったら連れてきたら良かったのか。予約してなくても、迷惑かななんて考えなければよかったのか。

本当に考えれば考えるほど私の責任だって思う。

退院すると思ってたの。またうちのこと一緒にここに来ると思ってたの。今ごろうちの子も一緒に先生に会いに来てると思ってたの。

もう、ここに来る用事がなくなっちゃった。

先生は、どうしようもなくなったら、またいつでも来ていいよって。お話聞くよって言ってくれました。

 

本人(うちのこ)は、何か嫌な予感がしてたのかも、だから体調悪いのを隠してたかもしれないねって、先生は言いました。

ううんうちのこは伝えてくれてたのに私が気づかなかったんだ、って言ってしまったけど、あとで考えたら、もしかしたらそうなのかもしれない。

やたらとくっ付きたがって離れなかったから。くっ付いたら落ち着いてたから。

 

散歩中に病院に入りたがった動画も見せた。うちのこは、ここは治してくれるところだって理解してたんだ。先生のこと頼りにしてた。

食べたら吐くかもって思ったら自分で食べないようにしてたり、救急病院に行く日には部屋に戻りたがったり、本当に色々と理解してるこなんだ。

 

足形も見せたら、「足形とれたのね!」って喜んでくれて。4本脚全部あるので、「並べたらここに姿が見えるよね」って言ってくれて。

たくさん写真を持っていったのも見てくれて。私に抱っこされてカメラ目線のまんまる黒目のを、「これこれ!まといちゃんはこの顔だよね!」って言ってくれたの。

すごくまじまじとたくさん見てくれた。

その写真は、ちょうど病院を出た後で、病院の前の道路で撮ったやつ。

よかったらって言ったらもらってくれた。

 

本当に、良い先生なんだ。私の好きな先生。うちのこの好きな先生。

もっともっと通っておけばよかった。こんなことなら。

うちのこと一緒に来たかったな。

 

先生に会えてよかった。話せてよかった。

 

先生にも、院長先生にも、昔担当してもらっていた先生にも、看護師さんにも、受付さんにも、みんな、良くしてもらってきて、大切に診てもらってて、本当に感謝です。

皆さんに宛てたお手紙も渡しました。