姉から聞いたお話。
姉の子が「ぼくももっとまといちゃんとあそびたかった」と言っていると。
四十九日のこと(審判の話)をざっくり話したら、「まといちゃんはいいこだから、絶対だいじょうぶだよね」って。
そして、
「ぼくも、ねこ飼いたい。まといってよぶ」
って… あれ? ねこだと思ってた?!
「まといはねこじゃないよ、犬だよ」
って言ったら「あっ、そっか、そうだね!」って。
今日、私も姉の子のことをふと考えてた。
姉の子は、動物が大好きで、うちのこも好きでいてくれて。
あそびたい!って昔から言ってくれるんだけど、まだ小さかった姉の子は、うちのこに正面からズンズン近寄ったり、テンション上がってキャーってなっちゃってて。
子供がちょっと苦手なうちのこは、ドキドキしちゃってた。
犬に慣れてない子と、子供に慣れてない犬で、慣れてない同士。
お年を重ねてきてたので、あんまり遊ばせてあげられなかった。
やさしくしてね、ゆっくりね、と。小さい子には難しいよね、と思いながら。
でも、一緒にお散歩することはできたなあって。一緒に歩くだけだって、きっと姉の子も楽しかったよね、うちのこも楽しめたよね。
近所に住んでるわけではないから、どちらか行かなきゃ会えないんだけど、そんな日がちょくちょくあってもよかったなあと。
そろそろ姉の子も成長して、落ち着いてきたのにね。やさしくなでたり、おやつくれたり、できる頃だよね。
これから、だったのになあ。なんて、考えてた。
私もね、もっとうちのこと遊びたかった。