黄色のあひると霊媒師

 

車の修理するところがあって、部品が届いたと連絡があり、ディーラーに行ってきました。

お話ししていたら、端に置いてあった卓上カレンダーが目に入って。

黄色いあひるがいる。

うちのこの大好きなおもちゃです。そんな、またしても、こんなタイムリーなことって。

ソワソワしちゃって、「どうしました?」って聞かれちゃって、「あひるが乗ってるの、可愛いねって」と話していたら、「ちょっと待ってくださいね」

で、「どうぞ」って。

その卓上カレンダーと、あひるのおもちゃ。

うちのこの大好きなおもちゃ、まさにコレ。

ああ、そんな。

うちのこがいたら、もう大喜びのやつ。

こんなことって、あるんだ。

このディーラーはうちからは遠いんだけど、近くに広くてきれいな公園があって、「うちのこが楽しく歩けそうな公園だね!連れて来たいなあ。今度連れてきてもいいかなあ。」って、年末に話していたとこだった。

うちのこがいたら、今日の今頃、ここに一緒に居たかもな。こんなに晴れてポカポカで桜が満開なんだもん、きっと一緒に来て公園にも行っただろうな。

思いがけずうちのこの大好きなものを頂いて、嬉しいやら切ないやら。

帰宅して、うちのこにプレゼントしました。

次の日、車を引き取りに、またディーラーに行きました。

帰りながらペット仏具のお店に行ってみようか、と、ナビに案内してもらってて、赤信号で止まった時、横のお店が目に入りました。

作家ラボと書いてあります。なんだか気になって見ていると、階段に2Fワークショップと書いてあって、よく見たら“霊媒師”とも書いてある?

霊媒師?なんぞや?と調べてみた。

ワークショップやライブや霊媒師さんのトークショーの、本日限りのイベントだったみたい。

霊媒師、なんて、普段お目にかかることのない言葉。普通は身近にいない人。

今の私は、うちのこちゃん今どこにいるのかな、会いたい、話したい、と毎日想っている。

なんて、タイムリーな。