ノカルジアじゃなくてアクチノマイセスだった?

 

うちのこが入院していた、毎日面会に行っていた動物病院に行ってきました。

退院する時に貸していただいたものを返すのと、最後のお会計と、入院中追加検査に出して結果が出ていなかったものが出たので、お話を聞きに。

担当の先生と、執刀医の先生と、おふたりでいてくれました。

細菌の追加検査の結果は、意外なものでした。

最初の、切除手術後の病理の検査結果では、「細菌性の慢性腹膜炎」「ノカルジアの疑い」とのことだったので、追加検査でノカルジア属の詳しい特定ができるものと思っていたのですが。

追加検査の結果は、「ノカルジアは否定的」とのこと。アクチノマイセスの可能性が高いと。

あんなにノカルジアを調べて、先生もどうにか薬を用意してくれて、ノカルジアと戦っていると思っていたのに。

アクチノマイセス。だそうです。

退院前に抗生剤をノカルジア向けの薬に変えたけど、それがアクチノマイセスに効かないということもないそうです。

ノカルジアもアクチノマイセスも共に放線菌。どちらにせよ、めずらしい病状、難しい病状、ということに変わりないようです。

ここに毎日面会に来て、大手術を乗り越え、酸素室から一般病棟に移って、大きな声で吠えた日もあって、もう急変はなさそうというところまでいってたんだけどな。

なんでなんだろ。

入院中に、この診察室で、日々の結果と明日目指すところの話を聞いていた時は、ドキドキしながらもホッとすることもあって、回復を目指すという目標も希望もあった。

今日は、状況が違いすぎて。

 

うちのこがいた病院に行くという緊張と、

息を引き取った報告をする悲しさ、

救急病院の存在、先生と看護師さんへの感謝を伝えたい気持ち、

でもまだ死を受け入れられていない複雑さ、

新たな検査結果が出ても何もできないもどかしさ、

色々な気持ちが錯綜して、うまくしゃべれませんでした。

聞きたかったことも聞き忘れ、言いたかったこともちょっとしか伝えられなかったような、そんなような。

 

でも、これは絶対、と思っていたこと、うちのこに血を分けてくれたわんちゃんに、お礼が言えました。

えらいね、みんなの役に立っているんだね。うちのこ、頑張れるところまで頑張ってたよ。君のおかげだよ、ありがとう。

このこにも、ちゃんとお礼が言いたかったんだ。

本当にありがとう。

 

そして私は、ノカルジアをめちゃくちゃ調べていた私は、今度はアクチノマイセスを、めちゃくちゃ調べてしまうんだろう。